大分トリニータは残留できるのか

有識者やサッカーファンたちの順位予想を眺めると、今季の大分の評価は「中の下」といったところ。昨季の躍進や有力選手の補強により、今季も十分に戦えると予想する人が多いようです。

J2から昇格したクラブが前評判を覆して残留を決めたというケースは過去にいくつかあります。では、そのクラブの昇格2年目はどんな成績になっているでしょうか。過去10年を振り返ります。

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2009年以降、資金力の低いクラブのうち昇格年に残留を果たしたのは、昨季の大分を除くと6チームあります。このうち2015-16年の湘南は2年目に降格したものの、その他の5チームは残留に成功しています。これだけを見ると、大分の今季の残留確率は83%となります。


また、2015-16年の湘南は昇格2年目に遠藤航永木亮太ら中心選手が流出したことで、当初から厳しい戦いになると目されていました。それに対し今季の大分は主力のほとんどを引き留めることに成功し、補強も抜かりなく行っています。大分が今季残留する可能性は極めて高いというのが私の見解です。