PJCS予選 振り返り

経緯


シーズン14で結果を残せず挫折していたため、竜王戦ダブルに取り組み始めたのは予選まで3週間を切ったタイミングだった。いろんな禁伝を試す余裕はなく、軸を最初に決めてパーティの完成度を高めていく道を選んだ。


ザシアンとカイオーガは性能の高さが明白で、中でもキュワワー+耐久振り弱保カイオーガ(キュワオーガ)の並びは、一般的なカイオーガ対策を凌駕してカイオーガを通せると思ったため、この並びを軸にした。


http://arcaid.hatenablog.com/entry/2021/03/27/161328


あるくさんの公開してくれた構築記事を参考に、キュワオーガの型と取り巻きを考えていった。


ランクバトルで回してみたところ、カイオーガ耐久を上げる避雷針と威嚇のほか、カイオーガの苦手な禁伝(Wキュレムディアルガパルキアゼクロムら)に打点のあるポケモン、ザシアンと黒バドより速いポケモンが必要だと感じた。


試したポケモン

避雷針:トゲデマル、Aガラガラ(アタッカー型、滅び型)、ドサイドン

威嚇 :ガオガエンランドロスボーマンダ

他  :ゴリランダー、キングドラ(物理、特殊)、メタモン、ウーラオス(水、悪)、ピッピ




予選使用構築


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カイオーガ:参考元と同じ控えめHBベース。キュワオーガミラーを意識し、C1下げてS114にした。強さは参考記事に書いてあるとおり。


キュワワー:穏やかHBDギガドレインは相手にも頻繁に撃つためC個体値31。襷を持たせたかったがトゲデマルを優先した。サイチェンで勝った試合とサイチェン読まれて負けた試合が半々。守るのほうがよかった。


トゲデマル:陽気AS。味方ボルチェンを意識してC個体値低め。耐久ザシアンの身代わりを壊すためのA振り。参考元はボルチェンがなかったが、居座って強いポケモンではないためカイオーガを強化しつつ場を離れられるボルチェンは重宝した。


水ウーラオス:意地AS。選出率はカイオーガの次に高かった。ゴリランダーをカイオーガで倒す構築なため動きやすい。雨水流連打で悪ウーラオスを高乱数で落とせる。冷凍パンチはフシギバナ意識。


ランドロス:陽気AS。威嚇要員兼ダイマアタッカー。晴れ壁ザシアンに対してはキュワワー+ダイマランドロスの先発を出した。大地の力は地震グラスフィールドの相性が悪いこと、地震で味方を巻き込みたくない場合が多いことから採用した。


ゴリランダー:意地HABベース。猫騙しの撃ち合いで勝てるようにS117、ザシアンの意地巨獣斬が低乱数になるようにB振り。ウーラオスもそうだが、ダイマを切るポケモンが決まっているため非ダイマで強いアタッカーとして採用。オーガミラーには必ず選出した。




選出・立ち回り


基本先発キュワオーガ。相手に電気タイプがいる場合や、カイオーガが不利な禁伝相手にはデマルオーガ。晴れ壁ザシアンにはキュワランド。先発はほぼこの3パターンで、諸々を考慮して裏の2体を決めた。


弱保カイオーガの圧力により不利な禁伝にも初手でダイマを切らせられる。そのため最初の3ターンはトゲデマルの襷、ゴリランダーの守る等により相手のダイマを凌ぎながらカイオーガで禁伝の隣を倒し、4ターン目から禁伝を殴ることを意識した。




予選の戦い方


負けた時は心を落ち着けるために、敗因をしっかり分析することを意識した。すぐに次の試合を始めると負けを引きずって良いプレイングができないということは、過去の公式大会の経験から分かっていた。しかし4度も連敗をしてしまったため、効果があったのかは分からない。


レート1770に乗せれば確実に抜けられると思っていた。結果的に100位のレートは1756だった。


鉄則通り初日は潜らなかった。2日目昼に潜り始め、その日のうちにサブROMを1650まで、メインROMを1600まで上げた。効率を考えるなら3日目に試合数を残す方がいいと思うが、今回は2ROM体制だったためここまで進めた。


3日目は朝に潜り始め、レート1720あたりからは常にレートが低い方のROMで潜った。Twitterでの情報収集や自分の順位から、予想よりもボーダーがやや低くなりそうだと感じた。2ROMとも順調にレートが上がっていったため、ボーダーはあまり意識せず潜り続けた。片方のROMが死んでいたら、レートの効率とボーダー争いを考えて深夜に潜っていたと思う。




予選結果


メイン:308敗 レート1808 3

○○○○○ ●●○●○ 7-3

○○○○● ●○○●○ 14-6

●○○○○ ○○○●○ 22-8

○○○○○ ○○○   30-8


サブ:3110敗 レート1756 102

●○○○○ ●○○●○ 7-3

○○○○○ ○○○○○ 17-3

●●○○○ ○○○●○ 24-6

○○○●○ ○●○○● 31-9

          31-10


最終的にパーティを決めたのが予選期間中だったため、殆ど試運転をせずに潜り始めた。それもあって序盤は酷いプレミをしていたが、動かし方を理解してからは正しいプレイングを概ねできていたように思う。


公式大会で1800チャレをするのは5回目で、これまでは全て落としていた。今回はとにかく自分がこの予選で行ってきた選出・プレイングをすることを心がけた。その結果、初手の大きな択を制して勝ちを収めることができた。サブの1800チャレは普通に負けた。






本戦の振り返りもいずれ書こうと思う。