トリックルームパーティの対策 剣盾ダブルバトル

キョダイブリムオン、キョダイラプラスガオガエンアシレーヌといったトリル適性の高いポケモンが解禁され、フシギバナと相性の良いコータスも数を増やしている。また、2月のINCでは上位パーティの多くにサマヨールが入っていた。トリックルームパーティが増えてきている今、あらためてトリパの強さとトリル対策を考えていきたい。

トリパの強さは種族値努力値振りの関係から、「素早さが低くその他の数値が高いポケモンvs素早さが高くその他の数値が高くないポケモン」において前者が先に動けるというのが大きい。そのためトリルサポート+トリックルームという、相手にほぼダメージを与えない行動をしてもそれ以上のリターンが見込める。

トリル対策は主にこの5つだと思われる。

1. トリルさせない
2. トリルターンを枯らす
3. トリル下で撃ち合う
4. トリル下で上を取る
5. トリル返し


1. トリルさせない

1をさらに細かく分類してみる。
1-1 トリル要員を1ターンで倒す
1-2 挑発、猫だまし、吠えるなどでトリルを止める
1-3 トリル封印
1-4 トリルに強いポケモンでトリルを牽制

トリルを通すためにトリパ側はこの指とまれ、猫だましなどでトリル要員をサポートすることが多い。また、サマヨールダイマックス技+通常技の集中砲火を基本的に耐える。トリルダイウォール+レパルダスの猫の手というコンボもある。

一番簡単なのは1-4と思われる。例えばこちら側がサマヨールを先発で出せば、相手としては2ターン目のトリル返しを防ぎづらいため、トリルを張るメリットが薄い。1-3もそれほど難しくないが、実際に使っている人は少ない印象。相手がトリルを張ってこないときのディスアドが大きいこと、トリックルームと封印で技スぺを取られてしまうこと、こちらにトリルエースを用意するならトリルを防ぐ必要性が低くなることが理由として考えられる。

1-2はこの指、メンタルハーブ、サイコフィールド、タイプ相性による無効化などによって防がれるため成功率が高くない。1-1はサポートポケモンの妨害、化けの皮や襷を潰す必要を考えると難しい。筋金入りジュラルドン+地震or地均しでセルフ弱保発動からダイマックス技で仕留めるコンボが有名。


2. トリルターンを枯らす

相手のトリル要員とサポートポケモンを居座らせてトリルエースが着地できない状況を作る。あるいは守る、ダイマックスによる耐久増強、半減で受かるポケモンへの交換などでトリルターンを凌ぐ。


3. トリル下で撃ち合う

基本的に対トリルはポケモンの残数で最初に有利が取れるため、素直に打ち合って勝てる場合がある。また、ウォッシュロトムなどトリル要員やトリルエースに強いポケモンなら、トリル下で上を取られても有利に戦える。

 

4. トリル下で上を取る

こちらもトリパであれば特別なトリル対策は必要ない。また、遅いポケモンをパーティに用意してトリル下で先に、あるいは同速で動けるようにする。黒い鉄球で意表を突くこともできる。

 

5. トリル返し

トリル持ちのポケモンを先発で出し、相手に倒される前にトリルを返したり、トリル読みトリルを決めたりする。再びトリルを張られないように、トリル要員を速やかに落とす必要がある。


書き洩らしていることや気付いていないことがあるかもしれないが、ひとまずは以上。