ワールドカップ2026日本代表メンバーを法則から予想する MF・FW編

 

過去のワールドカップ日本代表メンバーから「このポジションはこういう選手が選ばれる」という法則を見つけ、2026年大会のメンバーを予想していきます。

今回はMF・FW編。先にFWから見ていきます。

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FW① 鹿島産182cm枠

歴代のW杯出場FWを表にまとめました。
※左から序列順。数字は身長と年齢。主力は黄色塗り
※2006大会5番手の大黒将志(178cm・26歳)のみ表から除外

小柄な前田・浅野が1トップを務めたカタール大会はかなり異例で、基本的には前線で基準点となる選手が主力を担ってきました。特に言えるのが「鹿島産」と「182cm」の多さ。よって、カタールで悔しさを味わった上田綺世(182cm)、カタールに興味がなかった鈴木優磨(182cm)は2026大会でも候補に挙がってきそうです。

もう一つ言えるのは高体連出身者の多さ。主力の8人を含む大多数が高体連出身で、ユース勢(大黒・森本・柿谷・武藤)は誰一人として結果を残せていません。

ということで、上田の連続出場を予想します。

 

FW② 利き足は頭枠

中山雅史に始まり巻誠一郎岡崎慎司へとバトンが渡った「利き足は頭」の伝統。このバトンはカタール大会でついに途絶えたものの、前田スキンヘッド大然の活躍により頭枠の新たな可能性が提示されました。

スキンヘッドの継承と「利き足は頭」への回帰いずれにも対応できるように、この枠には中島大嘉を予想しておきます。髪は伸ばさずに実力だけふさふさに伸ばしてください。

 

FW③④ 小柄なスピードスター枠

①で少し触れましたが、今後の日本代表FWは小柄なスピード型にシフトしていくかもしれません。カタール大会で活躍した前田と浅野、欧州でゴール量産中の古橋(170cm)を含めて、「速い」という形容では収まらない超快速型が台頭してきており、この手の選手が次の大会も最低1人は入ってくると思います。

速さを求めるなら若い選手をということで、パリ五輪世代から一人。前田大然級に速いと評判の横山歩夢(170cm)を選びます。大然に続く山雅枠、町野に続くJ3枠です。

FW系の選手は4人選ばれることが多いので、小柄な速い選手をもう一人選びます。①でJユース勢の不振を書きましたが、2006から2018まで毎回1人は入っているので、この枠で小柏剛(167cm)を選びます。

以上、FWは上田綺世中島大嘉横山歩夢小柏剛の4人。北の大地から2人入りました。前田や細谷を落とす理由も特にないですが、あまり置きに行くのも面白くないのでこんな感じにします。

 

 

2列目① 右利き右サイド海外4年目中堅ハードワーカー枠

ここ3大会は岡崎、原口、伊東が務めてきた右サイドハーフ。共通点として「右利き」「中堅世代」「ハードワーカー」「約4年前に海外移籍」、おまけに「アジア予選でエース格」というのがあります。

これに当てはまる選手を探したところ、今冬の海外移籍が確実視されていて、代表でやたらと点を取る相馬勇紀が良さそうです。表情一つ変えずに上下動を繰り返す原口・伊東から、笑顔の素敵な相馬くんにバトンが渡ります。

 

2列目②③ 大阪の飛び級プロ入り枠

香川・柿谷・宇佐美・堂安と、大阪のクラブに高校生でプロ入りした早咲きのアタッカーたちがW杯にたどり着いています。

2026に来そうなのは中村敬斗と北野颯太。大阪の両雄から平等に1人ずつ選びます。中村は香川・宇佐美の初出場時とほぼ同じ年齢なので時期としても良さげ。4歳下の北野は早い気もしますが、これまでの全大会でセレッソ系アタッカーが初出場している(98森島、02西澤、06加地(?)、10大久保、14香川・清武・柿谷、18乾、22南野)のを考慮しました。

 

2列目④ 大卒ドリブラー

カタール大会で伊東・相馬・三笘という4n+1年生まれの3人の大卒ドリブラーが初出場を果たしたので、次回も1人は新たに入るという予想。

ここは関西学院大3年の倍井謙を選びます。相馬と同じく名古屋行き、三笘と同じく大学経由での古巣帰還。

 

2列目⑤ G大阪ユース落ちトップ下枠

G大阪のジュニアユースからユースに上がれなかった本田→鎌田の系譜。本田が3回出ているので、鎌田もあと2回出ましょう。

 

2列目⑥ G大阪出身の初W杯2ゴール金髪枠

W杯1大会で2ゴールを挙げた、G大阪アカデミー出身かつ金髪の稲本・本田・堂安。稲本と本田が3回出ているので、堂安もあと2回出ましょう。乾はセレッソ勢なので1回しか出られませんでした。

 

以上、2列目は相馬勇紀中村敬斗北野颯太倍井謙鎌田大地堂安律の6人。

 

 

ボランチ①② 連続出場枠

ここ4大会のボランチは初出場2人・連続出場2人というバランスを保っています。これに沿ってまずは連続出場する選手を考えたものの、目ぼしい法則性を見つけられなかったので無理やり法則を作ります。

2006 福西・中田英稲本・小野・遠藤保
2010 稲本・遠藤保・阿部・長谷部
2014 遠藤保・長谷部・青山・山口
2018 長谷部・山口・柴崎・大島・遠藤航
2022 柴崎・遠藤航・守田・田中

↑のリストは生まれが早い順に左から並べています(太字は4年後も出場)。2006小野や2018遠藤航ボランチと捉えるかで話が変わってくるわけですが、すべて一番右(最年少)と右から3番目の選手が連続出場しているので、次回は遠藤と田中です。遠藤保仁と長谷部が34歳で出場したことを考えると、遠藤航の4年後33歳という年齢は問題にならないと思います。

 

ボランチ③ 初出場の中堅枠

2010長谷部・阿部、2014青山、2018柴崎、2022守田という中堅世代での初出場。次回の有力候補は藤本寛也・橘田健人・川村拓夢など。顔の良い選手が選ばれやすいので川村で行きます。

 

ボランチ枠④ 直近の五輪主力枠

2014山口、2018大島・遠藤、2022田中という直近の五輪主力→W杯出場。顔の良い選手が選ばれやすいので中井卓大で行きます。

 

以上、ボランチ遠藤航田中碧川村拓夢中井卓大の4人。

 

 

まとめ

ということで、最後のほうは駆け足になりましたが26人選びました。無難すぎず奇抜すぎず、ちょうど良い具合にまとまったのではないでしょうか。3年半後、このブログにまだ息があったら答え合わせをしましょう。(数字は2026年6月1日時点の年齢)

権田修一  37
谷晃生   25
鈴木彩艶  23

三浦弦太  31
板倉滉   29
瀬古歩夢  25
田中隼人  22

中山雄太  29
冨安健洋  27
山原怜音  26
畑大雅   24
西久保駿介 22

遠藤航   33
田中碧   27
川村拓夢  26
中井卓大  22

鎌田大地  29
相馬勇紀  29
堂安律   27
中村敬斗  25
倍井謙   25
北野颯太  21

上田綺世  27
小柏剛   27
中島大嘉  23
横山歩夢  23