【プレミアEAST】大宮アルディージャ×市立船橋

 

NACK5スタジアム大宮で開催されたプレミアリーグEAST第1節、大宮アルディージャU18 vs 市立船橋高校の感想です。

 

大宮:4-4-1-1

試合開始時
9石川
14菊浪
10種田、22山中、6依田、8安部
15大西、5真壁、4市原、3浅井
16清水

試合終盤
2髙橋岳
14菊浪
10種田、22山中、6依田、7高橋伸
15大西、5真壁、4市原、3浅井
16清水

 

市船:4-4-2

試合開始時
15久保原、10郡司
11佐々木、7太田、9秦、20金子
12神馬、5五耒、4宮川、23濱
1ギマラエス

試合終盤
29伊丹、10郡司
21森、7太田、6白土、20金子
12神馬、5五耒、4宮川、2佐藤凛
1ギマラエス


大宮はピッチを広く使うポゼッションスタイル。両サイドハーフの10種田、8安部がワイドの低い位置でボールを受け、そこにトップ下の14菊浪がサポートして2人の連携でサイドの深い位置まで侵入していくという攻撃が多く見られました。前半半ばに右サイドを8安部、左サイドを10種田が立て続けにドリブル突破から崩し、その流れで市船の重心が下がったところで、10種田の左からの右足クロスを14菊浪がヘッドで決めて先制点を奪いました。

市船は前半の途中までは球際の争いで優位に立っていて、MFの選手たちの素早い寄せが目立っていました。先制点を奪われる前か後に少しテンションが落ちてきた感があり、前半途中から後半途中にかけては大宮にペースを握られていました。

攻撃ではサイドハーフが中にポジションを取り、FWも遅攻時は一枚が少し降りてプレー。人の多いところにボールを入れて、コントロールできなかったとしても再びボールを拾い、縦にボールを進めていく意図があったと思います。特にボールの受け手として20金子が目立っていました。配球役はボランチの7太田が中心になっていて、CBの左に降りるなどポジションを変えながら鋭いパスを供給。後半半ばに7太田の自陣キープからのスルーパスに15久保原が抜け出し、GKを交わしてゴール。

大宮が前半にリードしてから危なげなく時間を進めていたのですが、市船が追いついて試合が動き始めました。市船は終盤に10郡司の左からのロングスローをニアで5五耒がバックヘッド気味に合わせると、ファーサイドネットに吸い込まれてゴールイン。5五耒は空中戦で競り勝てるだけでなく飛ばす力も印象的でした。

直後に大宮は右サイドから3浅井のクロスをファーで10種田が頭で合わせてゴール。10種田は1ゴール1アシストの活躍で、この試合のMOMを選ぶなら彼になります。スピードあるドリブル突破が魅力的で、キックや球際でも良いものを見せていました。 

試合は2-2で終了。両チームともセンターバックを中心に力強さがあり、コンパクトに集中力高く守っていたものの計4ゴール。そのうちヘディングで3ゴールが生まれました。どれも簡単なプレーではなかった中で決定力が光ったといえます。

ここまで名前を挙げた以外で触れておきたいタレントとしては、大宮のボランチ22山中のボール奪取、センターバック4市原のフィードが印象的でした。